「1Q84 について」
みなさん如何お過ごしでしょうか?
黒沢薫です。
さて、以前この連載で村上春樹さんの「1Q84」を紹介しました。
未だに凄い勢いで売れてますね。
僕自身、そろそろ3周目の熟読に入ろうかな、という所です。
関連本や批評本も何種類も出ていまして、
中には装丁までそっくり真似た本まで!
僕も何冊か買いました。
どれもそれぞれの視点があり楽しめました。
ただ、残念な事が1つ。
(少なくとも僕が読んだ批評の中には)
村上春樹さんと音楽との関係についての突っ込んだ意見がない!
音楽界には春樹さんのファンが数多くいます。
有名な方としてはスガシカオさん。
後、友人のカレー部部長、キーボーディスト松本圭司も春樹さんの著書が大好き。
ミュージシャンの中には、彼の小説の中に出てくる、
様々なジャンルの音楽に影響を受けて音楽を始めた人も、おそらくいるはずです。
彼の小説において、音楽は物語の彩り以上の意味があるはずなのに、
それに言及した批評本が殆どなく、
(僕が知っている限り1、2冊だけです)
ある種無視した形で作品批評なり、批判なりが行われているのは奇妙な事です。
稀に映画の批評で、音楽をテーマにした映画を物語のみで語り、
批評する人がおりますが、それと同じようなちぐはぐさを感じます。
春樹さん自身、作家になる前から10年間、
ジャズ喫茶の店主をしていたという経歴もあり、
レコードコレクターでもあります。
音楽をテーマにしたエッセイなども著書にあるくらい。
彼のミュージックラヴァーな所も、僕は愛しております。
作家性とそこを切り離して論じるのは、
僕とカレーを切り離して論じるのと同じ事だ!
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カレーラヴァーな僕の中では音楽とカレーは不可分のものでありましてぇ…
って僕の話はまあ、どうでもいいか(笑)。
今回の小説は、
オチがない、だの、
説明が足りない、だの、
エルサレム賞との関係がうんぬん、だの、
色々言われてますが、小説中の音楽を、
実際に聴きつつ読んでみれば理屈ではなく、すとん、と
腑に落ちる所が多いのではないでしょうか?
ま、難しい批評はその手のプロにお任せして、僕は感想を一言だけ。
「とっても楽しめました!!」
いつも心にスパイスを。
優れた本と音楽も忘れずに。
それでは、またお会いしましょうね~。


